教室はまちがうところだ

 「教室はまちがうところだ」という有名な詩があります。今日、ある高学年のクラスですてきな光景を見かけたので紹介します。

算数の時間でした。下のような問題を一人ひとりが解き、みんなで答えの確認です。式は630÷1.8でみんな納得。その答えをある子が「350」と答えると、すかさず「ぼくは違います。」「私も違います。」と2人の子が挙手をしました。

 先生が「では、みんなで答えを確認していきましょう。」と言って、黒板に割り算の筆算を書きながらみんなで解いていきます。その間に挙手をした2人の子は、自分のノートをじっと見て見直しをしています。「35」と答えた子は「そうだ。ここに0を書かないといけなかったんだ。」と自分の間違いに気付きました。

 「自分はこう思う、自分はこうやった」とみんなの前でしっかり言うことができ立派でした。間違えを冷やかすことなく受け入れる回りの子達の態度も素晴らしかったです。そして何より、どうして間違えたのかを自ら気付き、次こそ間違えないようにしようとするその姿に、学ぶ意欲を強く感じました。